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3Dソフト「ZBrush」を使用したガレージキット、造形に関する制作記事、日記など。
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この記事はモデラの15か20持ってる人、またはモデラに興味ある人以外は
読まなくていいとおもいます。



モデラの多面切削用にこういうの



作りました。
タイトルどおり高さの基準を設定するためのものですね。
30mmから58mmまで0.5mm刻みの階段状になってます。
1mm刻みで十分だったかな。

材料をプレートに固定して両面切削する場合は
表を削った後、裏返して必要な厚みまで面だししてから
その高さを基準に切削できるので問題ないんですが、

この前作った材料固定具を使って切削する場合は最初に
切削する基準がずれて削っちゃうと他の面を切削するときに
補正が出来ないのでZの位置を完璧にしとかないといけない。
(2面でいいならだいたいでやっちゃっても面だしで
対応できると思うけど4面になると前後面が合わせられない)

のでこういうのが必要なんです。


モデラの15か20使ってる人が見たら参考になるかもしれないので
4面切削する流れを下の図でちょっと説明


まず切削する3Dデータを準備します、画像の部分。
実際必要な形は円の部分だけだとしても固定するために
台になる部分(長方形部分)を付けたデータにしときます。

このとき台の大きさはY、Z、それぞれ同じでなおかつ
実際必要な円部分よりも大きいサイズに、1mm単位で設定しときます。
なぜY、Zを同じにするかというと切削する面が変わっても
モデルのサイズが変わらず、一度設定したZ0を全部の面で使えるので。

仮に今回はY,Zは20mmということにします。

自作したプレートを使うと切削できる材料の厚みは最大58mm。
なので材料固定具は回転の中心を半分の29mmになるように作りました。


そうすると削りだす基準Z0は

モデルの厚み20mmの半分10mm + 回転の中心高さ29mm = 39mm

の高さに設定すればいいということになるので、
今回用意したブロックで39mmの位置にミルを落として固定すれば
Z0が39mmの位置になるのでその状態で4面それぞれ切削。

あとはミルを変えるたびにブロックでZ0を設定して
4面切削していけばOK。

わかりにくいかな?


材料固定具一回作っちゃえば材料の裏返しなんかでズレが
ほとんど出ないので多面切削する場合の手間が激減!

40より上の機種の場合は回転軸ユニットつけちゃえばいいから
関係ないですが15、20を使ってる人はやってみるといいと思いますよ。

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フランケンの手首につける手錠をモデラでつくってます。



両面切削なのでパーツが飛んでかないようにランナーつけてます。
プラモみたいだな~
素材はレジンブロックで、形が見やすいようにグレーに着色
したものを使いました。
混ぜ方が足りなかったみたいで黒いインクが残ってました。

片方は表裏でちょっとずれちゃったので修正しないと。
同じようにピンたててるのにずれたりずれなかったりするのは
なんなんだろう?
今回は一番ひどい所で0.3ミリくらいずれてる感じ。

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材料固定具作り直したのでもう一回テスト

今回は頭蓋骨を切削。


R1.0mm(直径2ミリ)のミルでの切削なので細かいところは
削れてないですがズレはほぼないです。
バルサを削ったので細い部分は強度がなくて飛んでったりしてますが。

削る準備はできてきたのであとはさっさとZBrushをマスターしないと。
ということで最近出た本で

これを買いました。

これはいいですね。
いまいち機能を理解してなかったところをいいかんじで説明してくれてます。
個人的にブラシの種類が多く、あんまり理解してなくて
何種類かしか使ってなかったんですがそれについてもそれぞれ
どういう特徴があるのか丁寧に解説してあって助かります。

マニュアル部分と簡単なチュートリアルで構成されてて、
実際使うときにどうするとやりやすいのかがちょこちょこ書いてあって
非常に実践的だな~と思いました。
画像も全部カラーで画面を立体的にとらえた構成にしてあって理解しやすい。
値段はそれなりにしますがおすすめですよ。

がんばってモデルつくるぞ~

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モデラで4面切削をするためのワークプレート、材料固定具を
作ってみたので切削テスト。

Zbrushに入ってるおじさんの顔モデルを材料バルサでやってみました。



段差ができてるのはモデルの切削位置の設定をミスってたからですね・・・
でも基本的にはうまくいってると思います。


切削はこういう形で、


材料を固定した円盤を切削する面ごとに90度ずつ回転させて
仕上げました。


一回テストしてほぼ問題ないとは思ったんですがいろいろ
改善した方がいい点も見つかったのでまた作り直します。

改善点としては
●材料を固定する円盤の形状とその円盤を固定する方法
・固定具は8角形にする
材料を回転させて90度回すっていうのを意識して円に
してたんですが、結局回転切削をするわけじゃないのでそれを変更。
基本的に4面で切削すれば削り残しはそんなにできないと思うので
4角形でもいいんですが、データを45度回転させた切削データ
を使って計8面削れるようにもしとけばさらに安心なので8角形。
・円盤の固定に関しては円だと90度単位できっちり固定しにくいと
思い、4本のボルトで固定するようにして1面切削するたびにボルト
をゆるめて材料を回転させてたんですが、モデラの側面に近い部分で
手が入れにくい所なので取り外しにくかった。
固定具が8角形になれば角度はボルトに関係なく維持できるので
中心にボルト1本だけにする。

たぶんこんなかんじでいけるかな~

切削してみた感じ、材料の固定、切削面の変更が材料の寸法精度に
関係なくきっちりできればかなり多面切削が楽になると実感したので
これが完成すればモデラの使用頻度はかなりふえそう。

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材料を固定する治具を削りだしてるんですが
なんかずれますよ。

最初に削った面

キレイにできてます。

裏返して削った面

X方向に1ミリ近くズレが出てるよ。

しかも荒削りの跡が残ってるから表と裏でずれてるだけじゃなくて
裏の荒削りと仕上げでもずれてるってことだな。

表と裏でのずれ対策でちゃんとピン立てて材料裏返したのにな~
ワークプレートも別にゆるんでなかったし。

裏の荒削りと仕上げでずれたのはミル交換のときスピンドルユニット
外したから?
それにしてもずれすぎじゃないの?

とりあえずこのパーツに関しては使えないことはないからいいけど、
原因がよくわかんないのが困るな・・・

もうちょっとためしてみるしかないかな。



そういえばモデラって減価償却するときの分類と耐用年数って
どうなるんですか?
フライス盤扱い?

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東 誉之(ヒガシ タカユキ)
性別:
男性
職業:
フリー原型師
自己紹介:
原型の仕事を請け負いつつ、ワンフェスなどの造形イベントにも参加、主にモンスターなどの造形で活動しています。

お仕事のご依頼お待ちしております。

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