3Dソフト「ZBrush」を使用したガレージキット、造形に関する制作記事、日記など。
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一瞬時間ができたのでZENとFUSEをもっかいさわってみました。
本当はサンプルを借りれる予定のcastflexが届いてから一緒に さわろうと思ってたんですが ヤタケさんのブログ (TOPのインビジブルウーマン、いいフォルムだな~) で書いてあった「常温でのくっつきやすさの違い」も確認したかったので。 前のをちょっと進めたかんじ。 前回はヘラとワックスペン白熱球なんかでやりましたが今回は 新兵器「ワックスなめらかー」を使ってみました、あとベンジンも。 [HARP216] HARP(ハープ)ワックスなめらかー(熱風器) No.K2 ・・・すごい商品名 これはブタンガスを燃焼させてノズルの先から熱風を出す器具。 その名のとおりワックスを滑らかにするものです。 アルコールトーチというものもあってそれもいいかと思ったんですが 直接火が出るわけじゃないから安全そうだったのでこっちにしました。 スイッチ入れれば使えるし。 使ってみたかんじもなかなかいいです。 ノズルの直径が2mmくらいなのでかなりピンポイントに当てれるし 強さも調節できるから狭い範囲のならしにいいかんじ。 もちろん溶かすわけだからディテールがヌルくなるっていうことでも あるのでそこは気をつけないとだめですね。 ちょっとしたケバだちを落としたいとかそういう場合はベンジンで やればいいと思います。 で、まず確認したのは常温でのくっつきやすさの違い。 前さわってたときは盛り付けは白熱球であっためてからしか やらなかったので、そこは確認してませんでした。 なるほど、確かに違いますね。 ワックスペンを低い温度(ちょっととけるな~くらいの温度)にして うっすら溶かしながら盛り削りをやるような場合だとその差はあまり 関係ないけど常温でふつうのヘラで細かく盛ったりすることが多いと けっこうな差になりそう。 前さわったときヘラで削る感覚がZENのほうがいいって感じたんですが もっかいやったら別にどっちでもいいかって感じもしましたね。 ZENとFUSEをさわってみての共通の感想は盛り削りが楽しいって事。 自分は最初石粉粘土で作ってて、モンスター系で細かいしわとか 入れるの大変だな~と思ってスカルピーに変えたんですが スカルピーは基本、盛りで完成させるようにしないとしんどい。 焼いた後に修正ってなると修正箇所を削って盛りなおして ディテール入れてっていう感じですが、 盛る-焼く-削るっていう作業の分断でけっこうストレスがたまるんです。 その点ZEN・FUSEは全部の作業がひとつながりっていう感じなんですよね。 どの作業もいつでもできる。 しかもそれぞれの作業自体にもほとんどストレスがない。 作業スピードもたぶんあがるだろうし、ストレスも減る。 ほとんど完璧に近いんじゃないかと思いますよ。 特に表面をつるつるにしなくていいようなモンスター系の場合に この素材の恩恵を最大限受けれるんじゃないでしょうか? つるつるにしたい物の場合は、レジンとか完全硬化する素材に 置き換えたりしなきゃだめっぽい? ただスカルピーとの違いでスカルピーのほうがやりやすいのは 「やわらかい粘土状の表面にヘラでディテールを入れる」作業。 一応ワックスなめらかーとかで温めつつやればできないことは ないけどやっぱりやりにくい。 粘土状の物にディテールを入れるっていう作業自体が好きな場合は 合わない人もいると思います。 というわけで、個人的にはZEN・FUSE、本当にどっちでも問題ない気がしました。 あとはやっぱり「castflex」、どれ使うかはこれの性能次第。 サンプル借りれる予定なんですが、はやくとどけ! PR
ここ2日くらい素材のテストをしてたので使ったものの感想など。
自分は普段原型を作るのにグレースカルピーを使ってるんですが 削り作業がやりにくい素材なので別の素材も試したいと思ってました。 削りがやりやすいものといったらパテ系が当てはまると思うんですが、 エポパテもポリパテも混ぜる作業が必要で、その手間がいやなので 個人的にメインで使う素材にはならない。 自分が普段作るモンスター系の原型だとシワや鱗など生物的表現が スカルピーみたいに時間をかけてできないのもマイナスポイントだし。 で気になってたのが温めると柔らかくなるワックス系の素材。 モデラでの切削にもワックスはよくつかわれるので自分も試したかった んですが、今回怪物屋さんで海外原型師さんが使っているワックス、 クレイのサンプルを借りれたので少しさわってみました。 5種類借りたんですがとりあえずさわったのは ZEN-wax FUSE-wax ていう2つのワックス。 同じ会社のやつらしいです。 こんな感じのを作ってみました。 FUSEが改良されたほうらしいので左のがFUSEかな? どっちもけっこう使いやすかったですが左の作ったときの方が やりやすかったので。 左のちょっと黄色みがかってるのがZEN、右のグレーのがFUSEでした。 作業の流れとしては ●白熱球の光を近くで当ててやわらかくなったのを 粘土みたいに盛り付け。 融点が低いのでそんなに熱くなく、手でさわれます。 ●大まかに盛りつけたらヘラやナイフで削ったりしてディテールを入れる。 ●ボリュームが足りなければまたやわらかくなったのを盛り付け。 以下繰り返し、って感じですね。 常温での硬さはカチカチっていうわけではないので普通にヘラで 溝は彫れるし、もちろん手でさわったくらいでディテールが つぶれるほどやわらかくもないです。 スカルピーは焼かなきゃいつまでもいじれるのがいいんだけど 焼いてないときの硬さが柔らかすぎるのが個人的にはやりにくい 時もある。 細かいディテールを入れる時に力を入れたらそのまんま反映される ので力の入れ方がシビアだなって感じるんですよね。 大まかに盛るには柔らかいほうが楽なので最初はいいんだけど ボリュームが決まった後の細かい作業がしんどかったんです、個人的に。 でこのワックスは大まかに盛るのは熱加えてやわらかくして 粘土みたいにできる。 細かいところは冷えて硬くなってから彫れる。 そういうことがいつでもできるっていうのはかなりストレスが 減りますね。 それからスカルピーでアルミ線にパテ盛ったのを芯にしてて 削ったとき芯が出てくるとすごいうっとおしいですが、 これは別に芯入れなくていいのがいい。 大きなものの場合ワックス自体の強度で支えれるか試さないと わかりませんがワックスだけじゃだめだったとしても背中とかに 支える棒でも付けるようにすれば問題はないような気がします。 ZENとFUSEの違いは粘土状のときのハンドリングでしょうか? FUSEのほうがちょっとボソボソする感じがするかな? 削った感じもZENのほうがなめらかな感じがするので どっち使うかって言ったら自分はZENですね。 あとは複製するときが少し心配かな~ 完全に硬化しない素材なので型取るときにいがんだり壊れたり するんだろうな。 ま~海外では多くの人が使ってるんだったら大きな問題には ならないんでしょうね。 使ってみた感じ、スカルピーのかわりに使ってみてもいいなと思いました。 で、なかなかいいんですが。 動画見て気になってるのが DIMclayっていうところのCastflexっていうワックス。 動画見る限り、常温で曲げて折れない柔軟性と温めた時の粘土っぽさが zenやfuseよりすごそうなんですよね。 zenとfuseは粘土状態を保てる温度の範囲はそんなに広くないのか、 過熱するのをやめると十数秒くらいで盛り付けにくくなる硬さに なるんですが、castflexの動画見てるとかなり長い時間 粘土状態を保ってるんです。 単純に柔らかくなる温度が低くて手の温度で柔らかくなってる、 とかだと微妙なんですが、そんなことないよね? 最初の方みると常温だとけっこう硬そうだし。 さわってみたい。
以前同じようなので「fg」っていうのに登録したんですが
他にも「fixia」っていうのがありました。 ので登録してみました。 説明を見てみるとfgとは投稿できるものに違いがありますね。 fgは自作の造形物、市販のキットやアクションフィギュアなど 立体や造形に関する物ならなんでも投稿してOKだけど、 pixiaは「自分が一から作ったものだけ」みたいです。 そういう点ではイラストでのピクシブに近いかもしれん。 けど敷居は高いかもしれん。 と思ったけど見るだけの登録ももちろんできるのであんまり 関係ないかもしれん。 fixiaもまだ登録数少ないみたいなのでみんな登録しよう!
ピクシブに続いて(エフジー)にも登録しましたよ。
こっちは立体版のピクシブみたいなもので最近始まったみたいですね。 最近始まったばかりということもあって登録してる人も まだまだ少ないみたいだけど立体好きみんなで盛り上げて いけるといいとおもいます。 でも単純に絵が好きな人との絶対数の違いはどうしようもないか・・・ とりあえず風神だけ写真上げました。 これから他のもアップしてfgをギャラリー的に使っていこうかな~ |
プロフィール
HN:
東 誉之(ヒガシ タカユキ)
性別:
男性
職業:
フリー原型師
自己紹介:
原型の仕事を請け負いつつ、ワンフェスなどの造形イベントにも参加、主にモンスターなどの造形で活動しています。
お仕事のご依頼お待ちしております。 ご連絡はこちらに↓おねがいします。 Mail : sukarapi@gmail.com
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