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3Dソフト「ZBrush」を使用したガレージキット、造形に関する制作記事、日記など。
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お願いしていたDIMclayのワックスサンプルが届いた!
のでさわってみましたよ。

何種類かあって一通りさわってみたんですが結果から言うと
「MAXCAST(以下MAX)」っていうのがいちばん扱いやすかったです。

作ったのはこんな感じ。




このMAXも以前さわったZEN、FUSEと似たような
粘土っぽくあつかえるワックスなんですが、それらとの比較でいうと
こちらの方がより粘土っぽいです。

ZEN、FUSEは粘土状の温度の幅が狭い?感じなので
基本おおざっぱに盛り付けてからヘラで削って形だしをする感じですが、
こっちは粘土状でいる時間がより長いので、ある程度盛りの段階で
スカルピーっぽく形出しもできる。

ZEN、FUSEは削り派向き、MAXは盛り派向きなんじゃないかって気がします。

FUSEは削る時ちょっとだけ砕ける感じもあるんだけど(常温時)
MAXは粘りが強いのでそんなかんじはしないです。
ハンドリングはなんとなくキャラメルって感じでしょうか?
色もそんな感じだしね。
今の季節エアコンつけずにやってそれくらい違うので冬になるとまた
結構な違いになるかもしれない。


個人的には形だしはZEN、FUSEよりやりやすいですが
やわらかくなる温度はより低いようなのでそれが問題になることが
あるのか?ってことは気になります。

まあZEN、FUSE、MAXとさわってみましたが
どれでもとりあえず作れるというのはわかりましたがやっぱり
全部いつでも手に入れられる状態になってるのがベストだよな~



ただDIMclayはブラジルの会社らしく荷物が船便で届くまで時間がかかったり
日本で安定供給するのに壁になりそうな要素はありますが
ぜひともがんばっていただきたい!

ZEN、FUSEは今度のワンフェスで販売するのが決まってる
という話なのでぜひ買おうと思います。


他のサンプル4種は自分の作りやすさでいうとあんまり・・・でしたね。
MAXより柔らかくていかにも油土って感じでしょうか。

CeraToyっていうのはわりと使いやすいかと思ったんですが
接着性が極端に悪い感じなので難しい。

動画を見て一番期待していたCASTFLEXがかなり微妙
だったのが残念・・・

ていうかほんとにあの動画と同じやつなの?
板状になってた表面はなんか乾燥したみたいにひび割れるし
中の方は中の方でねちゃねちゃ手にくっつくし、色も全然違ってたし、
間違って送ってんじゃねーだろな…
と疑うくらい違う。

どっちかっていうとMAXのほうが動画に近い。

やっぱり今回のサンプルの中ではMAXCAST一番いいです。


あとサンプルを受け取りに行く時聞いた話この会社オリジナルで
スカルピー、というかオーブン粘土を作ろうとしてると。
しかも「硬い」スカルピー。
これはめちゃくちゃいいんじゃないか?

科学者みたいな人がいて結構素材の性質をコントロールできる?らしい。

自分の理想は、
常温ではMAXCASTくらいの手で持ったくらいじゃ
ディテールがつぶれない硬さがあり、
少し温めるとこれまたMAXCASTみたいに軟らかくなる、
完全に焼いた後はスカルピーとかみたいなビニールっぽい柔軟性は少なく、
かといって完全に焼いてないときみたいな脆さもない。
っていうのがいいけど、そこまでは無理か・・・
でもそんなのできたらワックスいらないかも。

とにかく期待!

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Zbrushの今度のバージョンに実装される新機能GoZの紹介ムービーが
UPされてたんですが、
このページのムービー2個目。

すっげー!す・ご・く・ねい!?(とろサーモン村田で)

簡単に言うとZbrushと他の3Dソフトでモデル情報やなんかを
ほとんどシームレスにやり取り出来るようになる機能!
Zbrushで足りない機能とか他のソフトで補えるようになるってことだな?

他にもいろんな便利機能が追加されるみたいだし、恐ろしいなZbrush。


今は3Dもアナログの造形も両方やってるけど、
3DプリンタだったりZbrushみたいなモデリングソフトが進化していくと
原型制作はほとんどデジタルで完結するようになる日も近いんじゃないか
って気がしてくるな・・・

自分は実際粘土をいじる感覚は好きなので(こないださわったZENやFUSEとか)
アナログの造形をまったくやらないってことはないけど、商業原型に関しては
出来る限りデジタルに移行したい所。
修正のしやすさはやっぱりデジタルには敵わないし。

ま~アナログ・デジタルどっちでやるにしても根本的な造形力は
自分自身の問題ってところは変わんないからそこは精進しつづけないとね。

デジタルに移行する上での個人的な課題は3Dツールの機能を
覚えたりするのがすごく苦手ってことだな・・・
ちゃんと覚えてしまえばいろいろ楽になるはずだけどすぐめんどくなる・・・


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一応塗ってます。



なかなか集中して時間がとれない・・・

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探したらホームページにスペック表あった!

出力の解像度とかはたぶんこのへん

Layer Thickness
0.004" (102μm)

Minimum Vertical Wall Thickness
approx. 0.025" (0.64mm)

Resolution
768 x 1024 x 2000 DPI (xyz)

Layer Thicknessが1層の厚みだと思うけど、
102マイクロメートル(約0.1mm、あってるよね?)
ほかの上位機種が40ミクロンとか32ミクロンとか
ワックスの機種で16ミクロンてなってるからさすがに劣るけど
原型に使えないレベルっていうわけでもないかな?
やっぱりサンプル見ないと何ともいえん!

ところで
Resolution
768 x 1024 x 2000 DPI(xyz)
てどういうことなんだろ。

DPIってことはなんかの解像度だろうと思うんだけど、
出力の解像度だとすると他の上位機種より細かくなっちゃうよ?
間違い?

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一瞬時間ができたのでZENとFUSEをもっかいさわってみました。
本当はサンプルを借りれる予定のcastflexが届いてから一緒に
さわろうと思ってたんですが
ヤタケさんのブログ
(TOPのインビジブルウーマン、いいフォルムだな~)
で書いてあった「常温でのくっつきやすさの違い」も確認したかったので。



前のをちょっと進めたかんじ。



前回はヘラとワックスペン白熱球なんかでやりましたが今回は
新兵器「ワックスなめらかー」を使ってみました、あとベンジンも。
[HARP216] HARP(ハープ)ワックスなめらかー(熱風器) No.K2

[HARP216] HARP(ハープ)ワックスなめらかー(熱風器) No.K2

・・・すごい商品名

これはブタンガスを燃焼させてノズルの先から熱風を出す器具。
その名のとおりワックスを滑らかにするものです。
アルコールトーチというものもあってそれもいいかと思ったんですが
直接火が出るわけじゃないから安全そうだったのでこっちにしました。
スイッチ入れれば使えるし。

使ってみたかんじもなかなかいいです。
ノズルの直径が2mmくらいなのでかなりピンポイントに当てれるし
強さも調節できるから狭い範囲のならしにいいかんじ。
もちろん溶かすわけだからディテールがヌルくなるっていうことでも
あるのでそこは気をつけないとだめですね。
ちょっとしたケバだちを落としたいとかそういう場合はベンジンで
やればいいと思います。


で、まず確認したのは常温でのくっつきやすさの違い。
前さわってたときは盛り付けは白熱球であっためてからしか
やらなかったので、そこは確認してませんでした。
なるほど、確かに違いますね。
ワックスペンを低い温度(ちょっととけるな~くらいの温度)にして
うっすら溶かしながら盛り削りをやるような場合だとその差はあまり
関係ないけど常温でふつうのヘラで細かく盛ったりすることが多いと
けっこうな差になりそう。

前さわったときヘラで削る感覚がZENのほうがいいって感じたんですが
もっかいやったら別にどっちでもいいかって感じもしましたね。

ZENとFUSEをさわってみての共通の感想は盛り削りが楽しいって事。
自分は最初石粉粘土で作ってて、モンスター系で細かいしわとか
入れるの大変だな~と思ってスカルピーに変えたんですが
スカルピーは基本、盛りで完成させるようにしないとしんどい。

焼いた後に修正ってなると修正箇所を削って盛りなおして
ディテール入れてっていう感じですが、
盛る-焼く-削るっていう作業の分断でけっこうストレスがたまるんです。

その点ZEN・FUSEは全部の作業がひとつながりっていう感じなんですよね。
どの作業もいつでもできる。
しかもそれぞれの作業自体にもほとんどストレスがない。

作業スピードもたぶんあがるだろうし、ストレスも減る。
ほとんど完璧に近いんじゃないかと思いますよ。

特に表面をつるつるにしなくていいようなモンスター系の場合に
この素材の恩恵を最大限受けれるんじゃないでしょうか?
つるつるにしたい物の場合は、レジンとか完全硬化する素材に
置き換えたりしなきゃだめっぽい?

ただスカルピーとの違いでスカルピーのほうがやりやすいのは
「やわらかい粘土状の表面にヘラでディテールを入れる」作業。
一応ワックスなめらかーとかで温めつつやればできないことは
ないけどやっぱりやりにくい。
粘土状の物にディテールを入れるっていう作業自体が好きな場合は
合わない人もいると思います。

というわけで、個人的にはZEN・FUSE、本当にどっちでも問題ない気がしました。
あとはやっぱり「castflex」、どれ使うかはこれの性能次第。
サンプル借りれる予定なんですが、はやくとどけ!

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プロフィール
HN:
東 誉之(ヒガシ タカユキ)
性別:
男性
職業:
フリー原型師
自己紹介:
原型の仕事を請け負いつつ、ワンフェスなどの造形イベントにも参加、主にモンスターなどの造形で活動しています。

お仕事のご依頼お待ちしております。

ご連絡はこちらに↓おねがいします。
Mail : sukarapi@gmail.com
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