3Dソフト「ZBrush」を使用したガレージキット、造形に関する制作記事、日記など。
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UP!Plus2のテストとして出力したT-rexを組み立てました。
テストとしては上々の結果ですね。 ●パーツ構成 レックスと地面を計3パーツに分割、勘合部として軸と軸受けの穴も作りました。 分け方はレックス本体を体と尻尾で分割+地面です。 ●入り組んだ形状の造形+勘合部の精度 レックス本体の顔や腕、脚など入り組んだ形状のまま分割せず出力できるか。 尻尾と本体、脚と地面の勘合部が組み立てられるか。 を確認したかったんですが、分割せずに形を出力できるかについては問題なし。 ただしサポートがつく角度が浅いとアンダー部分が崩れがちなところもあるのでキッチリ出したい場合はサポートがつく角度を深めに調整したほうがいいかも。 勘合部に関してはそのままではさすがに嵌められなかったので削って調整。 もし出しっぱなしではめ込みたいならデータ段階でクリアランスを設けるのがいいですね。 今回はすべて外殻だけを造形するモードで作ったんですが、地面の上面が浮いた状態で広い平面に近い形状だったので、樹脂が落ち込んで一部穴が開いてました。 そういう形のときは内部もある程度充填する設定にしないとだめですね。 ●サポート部分の除去 アンダー部分にできるサポートを除去する際の手間に関して。 レックス本体は造形完了後温かい状態で除去、尻尾と地面は冷えてから除去したんですが、結果としては冷えてからの方が造形の土台になるセルボードとの剥離も造形からサポートを除去するのも簡単。 サポートの境目部分に力を入れてもいでいくだけで簡単に取れました。 これが簡単にできると作業性がすごくいいので結構感動しましたよ。 ちなみに温かい状態で取ろうとすると樹脂に少し粘りがある感じでセルボードからはがすのもひっかかりがあったし、サポートも千切れにくかったです。 今回のテストですが、 全体として安い機械の割には寸法精度がいいようなのでそれほど苦労せずに組み立てられ、大きい物ならディテールも結構把握できるくらい再現できているので単純な物なら原型に使えるかも、どうかな? 何より、今までは出力の依頼に相当なコストがかかり気楽には頼めなかったので、自分で出して形状確認できるのがうれしいですよ。 とりあえずUP!Plus2の簡単な出力報告でした。 PR
普段3Dで原型を作っているんですが先日ABSを溶かして積層していく、熱溶解積層方式の「UP!Plus2」という3Dプリンタを導入しました!
販売ページ(ほかにも取り扱ってるところはあります) このタイプの3Dプリンタは詳細なディテールを再現するのには向かないので、自分が普段よく作っているモンスターとかで直接原型として使うのは難しいんですが、出力後の取り扱いが楽で薬品を使ったりする必要がなく、ランニングコストも安いのでボリューム確認の用途であれば有用です。 また表面にディテールのない単純な形状の物であれば研磨仕上げして原型に使っている人もいますのでそういうものを作るのであれば利用できるかと。 あとは「こういうものがあったら便利なのに」というちょっとした道具を自作するのにも活躍する予定。 素材の強度的にも本来はそっちの方が実用的だろうと思います。 で、早速テストで出力しました、T-rex。 左が出力した直後のパーツ。 下の板の上に溶かしたABSを積み重ねていくんですが、当然空中には積み上げられないので下に支えになるサポートが立ちます。 (分割したパーツの組み立てにどの程度手間がかかるか確認したくて3パーツに分けて出したので後でまた記事にします) で右はサポートをはずす処理をした後のパーツですが、この機械はサポートが簡単に取れるというのが評価されているポイントで、同じ方式の廉価な機械の中ではユーザーの評価が非常に高いらしいです(自分もそれがポイントでこの機種にしました)。 制御ソフトが賢いんだろうな。 ほかの機種はサポートを取るのにニッパーとかを駆使して手間をかなりかけないといけないみたいなんですがこれは手でもぎるだけで結構取れます。 奥まった所とか細くて破損が心配なところに道具を使うくらい。 あとは造形が作られていくプラットフォームという部分の角度を自動で水平に調整してくれる機能もあってそれは20万程度の価格帯だとこれにしかついてないらしいのでそれも扱いやすさにつながってますね。 出力時間はそれなりにかかるけど、今まで出力は業者さん任せで1回だけ、出しなおしもせずやっていたので、最終出力前にボリューム確認をできるというのは非常にありがたいのです。 どうしても画面上と出力後のイメージに少し差があったりしたので。 原型に直接使えるレベルのディテール再現ができる機械もForm1をはじめ、個人で買える値段で何種類か出てきているのでそのうち、これは!という機種が出たら買うとは思うけど、このタイプの機械の扱いやすさ・ランニングコストの安さ・素材の強度による実用品の作りやすさはそういう機械にはない利点でとても有用ですね。 よし、いろいろつくろ~
バンプレストさんのゲームセンター用景品
ワールドコレクタブルフィギュア J STARS のアイシールド21[小早川瀬那]の原型を担当させていただきました。 普段モンスターの依頼が多く人の造形自体あまりやってない上にディフォルメフィギュアの造形っていうことで、けっこう楽しかったです。 11月中旬ゲームセンターに登場とのことなのでもう出てるのではとおもいます。 こちらで取り扱い店舗検索どうぞ ↓ J STARS ワールドコレクタブルフィギュアvol.7 |
プロフィール
HN:
東 誉之(ヒガシ タカユキ)
性別:
男性
職業:
フリー原型師
自己紹介:
原型の仕事を請け負いつつ、ワンフェスなどの造形イベントにも参加、主にモンスターなどの造形で活動しています。
お仕事のご依頼お待ちしております。 ご連絡はこちらに↓おねがいします。 Mail : sukarapi@gmail.com
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